アタマの中

映画「インセプション」の主人公は言う。大切なのは「アィディア」だと。アタマの中の「考え」こそが人を、世界を変えるのだと。彼は妻に、ある「考え」を植え付けてコントロールしようとするが、結果的にそれが彼女と彼の人生を大きく狂わせる。


映画「ザ・ブルード/怒りのメタファー」には、マッドサイエンティストが登場する。彼は患者の「怒り」を皮膚の「できもの」に変えることで、精神病を治療する。主人公の妻は巨大な「できもの」から怪物を生み出す。怪物は「怒りのメタファー」として、次々に人を殺していく。


映画「ゴーストバスターズ」では、主人公の「アタマに思い浮かんだもの」が町を破壊する。かわいらしいマシュマロマンが邪悪な顔で町を破壊しはじめるシーンは爆笑ものだ。


映画「禁断の惑星」には、「イドの怪物」が登場する。登場人物たちを襲ったのは、彼らの無意識=イドが生み出した怪物だった。


エトセトラ…


ニンゲンの「アタマの中」は怖い。