今日に似た日

朝、ものすごいカミナリだった。
「カミナリさん、カミナリさん、ここは海の真ん中や」
祖母ネタが多くて恐縮だが、子供のとき祖母が教えてくれたおまじないである。
「カミナリさん、ここは海の真ん中だから落ちても無駄ですよ」という意味なのだろう。

雨は昼前に上がったが、薄暗く肌寒い一日だった。
数日前に「音楽と匂い」というエントリを書いたが、肌で感じる天候もまた、深いところにある記憶をゆさぶる。
いつだったか、どこだったか、こういう「肌触り」の一日が、何度もあった。
今日は日がな一日、そういう甘い追憶と戯れてすごした。