アイアンマン

DVDで鑑賞。

シナリオがよく出来ている。つまるところ「アイアンマン」は、自分が蒔いた種、自らの幻影と闘うのだ。それは現在のアメリカの姿である。エンタテイメント性と批評性を両立させる手腕は見事だ。

しかし、「アバター」でも感じたのだが、本当にそれでいいのだろうか、という気もする。そういうハリウッド的な巧さが、本当は悪の元凶なのではないか。論理的には説明できないが、直観がそうささやくのを止めることができない。

アイアンマン2」を見てさらに考えてみたいのだが、この場合、「考える」ことより「見ない」ことの方が大事なのではないかという気もする。まあ、見ちゃうだろうけど。