日本誕生

ロイヤル劇場で。
ネットのデータでは180分超となっているが、114分の上映だった。


ヤマタノオロチが湖(川?)から出現するシーンが恐ろしかった。
キングギドラを彷彿とさせる。


子供の頃、買ってもらった玩具の映写機に入っていたのが、キングギドラが海から出現するシーンだった。
くりかえし何度も見て、終いには分解して中からフィルムを取り出し、もとに戻せなくなって捨ててしまった。


アメノウズメ役の乙羽信子のダンスがいい。でたらめな感じ。
「台所太平記」でもドタバタしていたから、若いときはそういう俳優さんだったんだろう。
晩年のイメージしかなかったので、新鮮だった。


女装したヤマトタケル三船敏郎)を見てクマソタケル(志村喬)が「美しい」と嘆息するシーンは、何といったらいいか…。
この映画で最も神話的な場面、なのかもしれない。