火器管制レーダー照射問題での韓国国防省の反論動画はよく出来た二次創作

韓国海駆逐艦による海上自衛隊P1哨戒機に対する火器管制レーダー照射問題」で韓国が公開したいわゆる「反論動画」は、世間で言われているほど不出来ではない。というか、作り方としてはこの方法しかない。どう見ても事実関係では争えないのだから、「二次創作」で自分たちの解釈を付け加えていくしかない。「謝れば済むじゃないか」という意見は的外れで、日本と韓国は以前から「謝罪」を巡る戦争状態にあるのだから、そんな事ができるわけがない。

篠山紀信は写真を「いただきの芸術」と言ったそうだが、それに倣って言うとインターネットは「乗っかりのメディア」だ。事実や情報は、自分がアクセスを稼ぐための乗り物に過ぎない。

日本が新たな情報を追加しても、それはさらなる「二次創作」のネタになるだけだ。政治的(経済的)報復も一時は溜飲を下げるだろうが、根本的な解決になるとは思えない。なぜなら、絶対にそれも「ネタ化」されるからだ。インターネットを主戦場にする限り、この無間地獄からは逃れられない。