松本人志のコント

さっきNHKで見た「松本人志のコント」の1本目が面白かった。
松本人志演じる主人公の元に、通販で頼んだ品物が届く。中身は得体の知れない機械。松本は解説DVDの指示通り、嬉々としてそれを組み立てる。しかし、何に使うものか、あるいはどう遊ぶものかは、結局最後まで分からない。
このコントの最大にして唯一の見所は、そのクダラナイ機械にお金と手間がかかっているところだ。コント自体にお金がかかっているから面白いという意味ではない。お金や手間が、おかしなところに偏っているコトが面白いのだ。
なんとなくだが、テイストが彼自身の映画「しんぼる」に似ている。そう考えると、ユニークだが少々物足りなく感じた「しんぼる」の物足りなさの正体は、お金の使い方に思い切りがなかったことだったような気がする。松本人志監督は、もっともっとお金をかけて、かつそのお金をアリエナイところに突っ込んで映画を作るべきだと思う。