雑記

時の過ぎゆくままに

あっという間に一年が過ぎた。 疲れを知らない子供のように、時がオレを追い越していく。 呼び戻したいとは思わないが、もう少しゆっくりいってほしい。 いまオレの頭の中でぐるぐるしている曲は、ググったら沢田研二ではなかった(笑)。 12月に短編「Datel…

noteをつくりました

一尾直樹|note

首が回らない

借金で、ではなく肉体的に。 1ヶ月ほど前、椅子に座って、軽く伸びをしながら振り返った途端、首から肩甲骨にかけて電気が走った。 寝違えたときのように数日で治るだろうと高をくくっていたら、それからだんだん痛みがひどくなり、時間帯にもよるのだが、…

YouTubeスゴい

使い慣れている人には今更なのかもしれないが、YouTubeの機能がスゴい。 とくに「字幕」をつける機能。 台本からセリフを抜き出してアップロードすれば、自動的に役者さんの喋りと同期してくれる。 実際にやってみると、あとから手動でタイミングなどを調整…

現在、これから

「私のいない世界 2.0」を撮影。 skypeで撮影を行うという試み。 やってみるまで不安だったが、役者の方々の協力で、思ったより上手くいった。 まだまだやりたい企画はあるのだけれども、9月に熱を出して以来、今ひとつ体調がすぐれない。 今後も作品制作が…

目的がないということ

「ビルのゲーツ」が、面白いのにイライラするのは、登場人物の動機に感情移入しづらいからだ。 (これはもちろん作品の欠点ではなく、仕掛けだ。おそらくもっとも重要な) 彼らは早い段階で、「CEO」に会うという「大きな目的」を(意識的に)忘れ、「ゲート…

立ち読みする人

昨日、久しぶりにその人を見かけた。 十年ぶりくらいだろうか。 「立ち読みする人」だ。 その人はいつも、背筋をピンと伸ばして、微動だにせず文庫本を読んでいた。 繁華街の大型書店での話だ。 当時、俺はよくそこで時間を潰していた。 不思議なのは姿勢だ…

見知らぬ男

スーパーで買物をした帰り、見知らぬ男に呼び止められた。 いや、呼び止められたという表現は正確ではない。 具合が悪そうに「すいません、すいません」とこちらを見るので、俺の方から近づいたのだ。 「家に帰るお金がないので貸してほしい」とその男は言う…

マナー以前の問題

非常勤講師として、週イチで愛知淑徳大学の長久手キャンパスに通っている。 地下鉄本郷駅から大学キャンバス内にある終点「猪高緑地」まで、20分ほど市バスに乗る。 そのバスが、行きも帰りも学生さんで超満員になる。 1時間ほど早く出かけてみたこともある…

遠い場所

実家近くの海岸を散歩した。 堤防を南に歩くと、すぐに狭い河口に突き当たる。 通称「南の川」。本当の名前は未だに知らない。 その川を越えると、となりの街に出る。いわゆる「学区外」だ。 子供時代の名残で、いつも散歩はそこで折り返す。 でも今回はなん…

そして凡庸な結末

裁判のような記者会見で、「科学は宗教ではない」と宣言する、まるで官僚のような科学者。 質問の場で、延々とじぶんの見解を述べる、宗教団体が経営する雑誌の記者。 もうワケが分からなくなって、ニコニコの生中継を見るのをやめた。。。

クライマックス

笹井氏が記者会見を開くらしい。クライマックスだ。 本日のニュースによると、彼はまだSTAP(細胞なのか現象なのか知らないが)を信じているらしい。 今回のSTAP騒動は(まだ?)刑事事件ではないが、オウムや連赤を彷彿とさせる。 笹井氏の会見は,オボカタ…

横断歩道は無意味な道路の落書き

ついさっきのこと。横断歩道を渡るおばあさんの目の前を、車がスピードも緩めず通り過ぎていった。 車の流れが途切れるまで渡れない横断歩道が、ウチの近所にふたつもある。 手を上げても睨みつけても、止まる車はほとんどない。 横断歩道は、無意味な道路の…

なりすましという影

ここ1,2週間、ニセ科学者に夢中だった。理研の会見も、ニコニコ動画の生中継で4時間全部見た。 ニセ作曲家もニセ科学者も、大雑把に言えば「なりすまし」だ。 「なりすまし」とは、影のような存在だ。 ニセ作曲家が、ゴーストライターの書く曲なしでは存在し…

ウソつきとええカッコしい

ネットでは、ニセ作曲家を嘲笑しゴーストライターに同情する論調が目立つように感じる。 ニセ作曲家は何を言われても仕方がないと思うが、ゴーストライターに同情するのはどうかと思う。 これは善悪の判断で言っているのではない。 ニセ作曲家が、承認欲求に…

話題の作曲家

NHKスペシャルでこの人を知った口だが、昨日のニュースで、そのときの違和感が映画「スパイナル・タップ」を初めて見たときの感じに近いってことに気づいた。その映画もテレビでたまたま見始めて、途中まで「ドキュメンタリー」だと思い込んでいた。「なんか…

タイム・マシンを使わずに過去を変える方法

過去に戻らずに過去を変えるにはどうしたらいいだろう。 そういうテーマで何か書きたいが、まだ具体的なアイディアはない。 記録(記憶)を変えるか、解釈を変えるか。 それ以外に方法はあるだろうか。 ぼんやりした頭でかんがえている。

己の欲せざるところ人に施すなかれ

という言葉を初めて聞いたのは、祖母からではなかったかと思う。 論語ではないと思うが、「自分がしてほしいと思うことを人にしてあげなさい」という人生訓(?)も聞いたことがある。 どちらも行動の指針というか、処世術としては正しいと思う。 でも、「己…

伯父の話

母の兄のひとりは、満蒙開拓青少年義勇軍に14歳で志願し、昭和20年9月にハルピンで病死したそうだ。 その伯父については、それ以上詳しいことはわからない。 母が物心つく前の出来事だし、祖父も戦死、祖母はその後を追うようにして病死しているからだ。 昨…

今日もまた地下鉄で

今日もまた地下鉄で、席を譲る人を見た。 譲られた人は、座るのを固辞した。コレもまた、最近よく見る光景。 譲った人は、立ったまま席に戻らず、次の駅で降りていった。 どうして席を譲ったのだろう。 相手が老人に見えたからだろうか。 立っているのがつら…

疲れを癒やす

日曜日、仕事である街へ行った。名古屋のベッドタウンといわれる街だ。 駅舎か駅前で昼食をとるつもりだったが、考えが甘かった。 大きなJRの駅舎にも、広い公園のような駅前にも、コンビニすらない。 少し考えれば予想できたことだった。 名古屋駅とは数分…

人生は崩壊の過程である、という言葉のカッコよさとは程遠い崩壊

手のひらがシクシク痛むので、その痛みのもとを探すと、1ミリにも満たない極小の黒い点がある。 眼球が接するくらいに近づくと、それは髪の毛だった。 髪の毛の断片が、ささくれのように皮膚に突き刺さっている。 風呂場で散髪して、そのまま湯舟に浸かって…

免許の更新

運転免許の更新で平針に行ってきた。 優良運転者(ペーパードライバー)なので5年ぶり。 昔に比べて随分窓口の対応が良くなった気がする。 別にサービス業のような対応を求めているわけではないが、 以前は、「あれ? この人とオレってマブダチだっけ?」と…

突然

ウチの近所にゴルフ練習場が出現した。 打ちっ放しっていうのかな。バッティングセンターを大きくしたような、網で囲われた施設。 突然出現したというのは、オレの錯覚だけど。 手前のビルが解体されて、初めて存在に気づいたというわけ。 建物の様子や看板…

若返ったおじいさん

近所に一人暮らしのおじいさんが住んでいた。家のつくりや彼の風貌からして、大工か、あるいは木工の職人さんといったところだろう。ただ、もうほとんど仕事はしていない様子だった。ときどき庭先にぼんやり座って、錆びた一斗缶の中で木屑を燃やしていた。 …

カメラとビデオカメラ、または写真と映像

長く「別の機材」であったカメラとビデオカメラが、いよいよ「同じ機材」になろうとしている。 今やデジカメで動画を撮影したり、ビデオカメラで写真を撮ったりするのは当たり前のことだ。 CMや低予算映画、そして自主映画でも、デジタル一眼レフカメラの動…

無常の月

月食を見逃した。名古屋では見られたのだろうか。 そういえば、生まれて初めて脚本というかシナリオらしきものを書いたのは、高校のとき、ラリイ・ニーヴンのSF短編小説『無常の月』に感動して、思わずノートに「脚色」したときだった。もとの小説が、ほとん…

隙間のある部屋の夢

若い頃から、忙しくて心の余裕がなくなると、決まって見る夢がある。隙間のある部屋で暮らす夢だ。夢の中で、私は今と違う家に住んでいる。ときによって、木造のポロいアパートだったり、何部屋もあるマンションだったりするが、共通しているのは一軒家では…

俯瞰する視線、見上げる視線

今現在、名古屋市千種区は曇り。雲もそれほど厚くなく、ときおり薄日も射している。 天気予報は午後から雨になっている。天気図を見ると、台風がすぐそこにまで迫っている。 確かに、西の空に厚い雲が見える。ときどき強い風が吹く。でも、あと2、3時間は…

小さな勝利

スーパーの出口で雨宿りしていたら、見ず知らずのオバちゃんがドヤ顔でオレの顔を覗き込み、「148円!」と勝ち誇ったような一言を発して去った。オレはすぐに、それがオバちゃんが手にしている白い小さなビニール傘の値段であることに気づき、愛想笑いと苦笑…