俯瞰する視線、見上げる視線

今現在、名古屋市千種区は曇り。雲もそれほど厚くなく、ときおり薄日も射している。
天気予報は午後から雨になっている。天気図を見ると、台風がすぐそこにまで迫っている。
確かに、西の空に厚い雲が見える。ときどき強い風が吹く。でも、あと2、3時間は持ちそうだ。だからさっき洗濯機を回した。
30分後に予報通り降り出すかもしれないが、今日はこれからずっとウチにいるのだから、そうなったらすぐに取り込めばいい。


「天気予報」と三回唱えると食い物にあたらない、などと揶揄されるくらい、昔は予報が当たらなかったという話をどこかで読んだが、今の天気予報はかなり当たる。気象衛星のおかげで、我々はいつでも、高い空の上から雲の動きを俯瞰することができる。しかしまだ、名古屋市千種区のオレんちの周りまで、ピンポイントで天気を言い当てることはできない。だからオレはいつも、空を見上げて天気を読む。もちろん、当たることもあるし当たらないこともある。でも、天気予報を踏まえつつ、自分の知識と感覚で判断することが大事なのだ。つねにそう自分に言い聞かせないと、雨が降った降らないで気象衛星を呪うようなことになってしまうから。