雨のアムステルダム

ロイヤル劇場で見た。


アムステルダムのアパートの屋上。
ラクダのシャツに猿股という格好の萩原健一が、特に意味もなく(?)木刀の素振りをしている。
この映画のすべては、このファーストカットに集約されている気がする。


ヌーベルバーグ(ニューシネマ)風のメロドラマと、社会派サスペンスドラマと、四畳半青春ドラマを、これ見よがしに交互につないだような画面。
75年というと俺は10歳だったが、その頃テレビから感じていた時代の空気がふとよみがえるような感じがした。