不連続の連続

専門学校2年生と撮影する映画のシナリオ第一稿を書こうとしています。書こうとし始めてから既に二時間くらい経っている訳ですが(笑)…残された時間は今日後数時間と(出かけてしまうので)、来週月曜日一日(火曜日が授業ですから)。

シナリオを書くときいつも思うのは、できるだけ「不連続」に書こうということです。シナリオには普通物語が必要で、物語はある種の「連続性」だと言い換えていいと思うのですが、その「連続性」に捕われすぎると、私自身が面白いと思えるシナリオが書けないのです。

いきなり人生の話になりますが、自分の半生を振り返ると、結局自分は何の実績も財産も積み上げることができなかったと、ふと落ち込みそうになります。そういうときも、この「不連続の連続」理論で立ち直ることにしています。今日の自分と、昨日の、一年前の、十年前の自分が、ある程度「連続」しているのは当然ですが、しかし、それと同程度に今の自分と過去の自分は「不連続」なのです。そう考えると、とても気が楽になります。